データだけで商品企画をしてはいけない理由とヒト起点のオススメ

マーケティング

皆さん、こんにちは。

・主要なところのデータを基に企画をしている
・調査会社の分析データをいじりながら顧客に足らない商品を考えている
・それでも何故かヒットと言えるような商品が出ない。企画が通らない。

こんな風に思われる商品企画担当の方や学生の企画系インターンをしている方も多いのではないでしょうか?

僕は、大手の電機メーカーと食品メーカー合わせて8年ほどのキャリアがあります。企画を考える仕事をそれなりに続けてきましたが、数字は大事ですがそれだけでは良い企画までに落とし込めないことを何度も失敗してきました。

この記事では、データとの上手な付き合い方、そしてプラス何を考えるとより企画がシャープになっていくかを経験を踏まえてですが、させていただきます。。

この記事を読んでいただければ、企画づくりが今まで以上にリアリティを増してくる参考になると思うので、是非最後まで読んでみてください。

データの役割

まず、何でしっかりとした背景データを集めているのにも関わらず、良い企画に仕上がらないのでしょうか?

1つ大前提として気を付けて欲しいことは、アイディアの説明のためだけのデータを収集していませんか?ということです。

これをしてしまうとどうしても偏った見方をしてしまうので注意です。

ここを抑えたうえでデータの役割について大きく2つあることを述べます。

・データは大局を観察することに使うもの
・トラッキング(後からの検証)をするために数値化できるもの

データを扱うということは以上の2点の役割が大きいと考えます。

つまり、極論かもしれませんが、企画を作るためにデータはあるのではなく世の中の流れを掴むこと&企画実行後に反応がどうだったのか?これを見るために数値かされているというのがデータの良いところです。

※過去記事でデータ収集の仕方を書いておいてなんですが。。

データよりも大事にすべきこと

それではデータ以外に何を基に企画を作ればいいのか?

それはヒトを見ましょう。使っているサービスは全てヒトのために作っています。(B2Bという少し複雑な面もありますが)

僕の経験上ですが、自分が作りたい商品のターゲット(できればエクストリームかヘビーが好ましい)一人でも十分です!

生の声を30~1時間でもインタビューしてみましょう。

誰に対して自分が商品を企画しているのか?ここが分かるともっとアイディア自体がシャープになります。そして、そんじょそこらの「この企画どうなの?」とかいう批判的な声を一蹴することもできます。

自分が市場(数字)ではなく一番お客さんのことを知っている人間になるように努めましょう!

本来はこのインタビューを繰り返して見えてきた点と点を繋ぎ合わせて、消費者インサイトまでたどり着けると尚良いです。

商品企画→マーケターへの進化

これは少しおまけのような話ですが、大事なのでお話させていただきます。

商品企画というポジションの方であれば、商品を作るところまでがお仕事という意識を変えるとよりポジティブな変化が起こります。

ヒトと知るということが実践できれば、企画担当として大きな武器を持つことになります。

実は、商品企画というのは本当の意味でのマーケティングの一環に過ぎません。

これは伝説のマーケターと言われる森岡さんの言葉でもあるので信憑性はあるでしょう。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

ヒト起点でお客さんのことを知ることができれば、どんな風にお客さんに商品を知ってもらうのがベターか?売り場でどんな売り方や伝え方をすればお客さんに刺さるのか?

こんなことまでが視野に入っていきます。これは商品企画からマーケターにある一歩だと考えています。

機能をアップデートすることが多い商品企画であれば、是非実践して真のマーケターとなれるように行動していきましょう。

僕もまだまだ頑張ります!

まとめ

データだけの商品企画が機能しにくいことをご説明しました。機能しにくい理由は、

・データは大局を観察することに使うもの
・トラッキング(後からの検証)をするために数値化できるもの

この2点がデータの得意なことだからです。やりたいことだけのデータを集めるのはあまり得策ではありません。

定性的なので捉え方も様々で少し不安なところもあると思いますが、「ヒト起点」使っているヒト、ターゲットになりそうなヒト、ヒトの声をとにかく集めて蓄積していきましょう。

必ずプラスに働く資産になっていきます。

以上、情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。

今日はこのへんで、どうもありがとうございました!

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