皆さん、こんにちは。
自分自身が商品企画に10年程携わって、最初の方につまづいていたことがあります。
それは市場データ、統計データ収集です。
何か自分の中でアイディアの仮説があるとき、筋の良さそうな企画があるがどれくらいの人に求められているのか分からなかったことがあります。
特に会社であるとか、インターンなどで企画の資料を作るときの背景資料に裏付けとして求められることが多いものです。それに困っている方にはオススメの記事です。
ただ、個人的にはヒト起点のアイディアやJOB(片づけたい仕事)が重要だと思うので、あくまでストーリーとして付け加えるのに必要という認識です。
そうは言ってもストーリー作りの説得力を持たすのに力を貸してくれるデータは大事ですので、この記事では、無料で市場データや統計データが取得できて種類も豊富なものをご紹介します。
①調査のチカラ
一言で言うと「調査のまとめサイト」ですね。
キーワード検索をかけて新しい調査データからソートして見ることができますし、意識調査など何気ない定量データも揃えてくれているのでオススメです。
飛んだ先のページでそれなりの人数に対して取ったグラフになっているものも多いですし、視覚的にも状況を掴むのに有用です。
ただし、予め誰かが行った調査の見ているだけなので、ドンピシャのものがあるかは分かりませんし、複数を組み合わせて流れを予測するといった使い方になりそうです。
②矢野経済研究所
1958年設立なので、もう70年以上の実績のある調査・マーケティング会社です。
市場規模や市場動向(推移)を調べたいときにオススメの会社です。
その中でもオススメの使い方は、検索で「矢野経済研究所 ○○(テーマ)」で調べてみることです。
矢野経済研究所では、リリースなどで無料公開してくれている調査データがあるのですが、それだけでも非常に恩恵があります。
本当はもっと深く調べてくれていて、『○○白書』といった形でパッケージ販売しています。これ自体は10万円以上するものなので、リサーチにかけるお金があれば有意義な買い物です。
まずは無料の恩恵を預かりましょう!
③博報堂生活総合研究所
消費者の動向というよりも、「生活者」としてどんな変化が行われているのか?より暮らしに紐づいたデータを取ってくれています。
生活者が今どんなことを思っている人が多いのか?どう変化しているのか?
1992年から続いている「生活定点」は無料で教えてくれるにはとても十分なヒントが詰まっています。
たくさんの調査が行われているので、探すのは大変ですが見る力が身に付いていれば有用であることは間違いないです。
④総務省統計局
最後はお国の調査です。
日本のあらゆる統計データが詰まっています。
オススメの使い方はとりあえず検索で「統計局 ○○(知りたいこと)」で調べてみることです。それでもピンポイントにはヒットしにくいため、数ある統計の中から選択していくことになります。
良いところは日本の基本的な統計(平均身長から年収から)が年度別に推移が追えることです。
ここからある程度の流れをキャッチできたり、現状の日本の現状も知ることができます。
まとめ
こんなネットの発達した時代なので大体のデータは検索で獲得することができます。
大事なこととしては、調べることで満足せずにそこから仮説や課題を自分で作っていくことですね。
うまく活用して、自分の考えている方向が大外れしていないのかチェックしていくと企画もブラッシュアップされていくと思います。
以上、何か情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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