皆さん、こんにちは。
・機能や性能競争ばかりに目がいってしまう。
事業運営や商品企画をしていて、扱う商品があまりに普及している商品でありすぎて「何で差別化を図れば競争に勝てるか分からない」と思った経験はないでしょうか?
僕は、大手の電機メーカーと食品メーカー合わせて8年ほどの勤めています。今日、JMA(一般社団法人日本能率協会)の開催するマーケティング総合大会に参加して、他社事例を聞いて今の会社の例も踏まえて役に立ちそうな内容があったので要約したいと思います。
そこでこの記事では、事業・商品のコモディティ化に悩む人が考えておいた方がいいことをお話したいと思います。
この記事を読めば「コモディティ化を打破するヒント」について知ることができます。
そもそもコモディティ化とは?
簡単に説明しますと、商品やサービスが当たり前のものになって「どれを使っても大体同じでしょ」というような状態になることです。
これはコモディティ化についてもっと詳しく書いてある記事を見つけたので、気になる方はこっちを読むのがオススメです。
コモディティ化を打破するヒント2点
今日のマーケティング総合大会の話をそのまますることは多分よくないので、聞くことができたブランドとそこから得たヒントを2点紹介します。
まずテーマのブランドは『マンダム GAZBY』『日本ハム シャウエッセン』でした。
いずれも以下のテーマで講演がありました。
ロングセラーブランドの活性化
ロングセラーになればなるほど模倣品も増えて来ますし、種類が増えるのでコモディティ化が起こりやすくなります。
ただこれ自体は市場が大きくなる話はので特に悪いことではありません。
問題はいかに自社商品を選んでもらうように仕向けられるかです。ポイントは2つ。
・お客さんの理解を深めて、現代に求められるものにアップデートすること
以上がこのコモディティ化を打破するきっかけを作ると感じました。
自社商品の良さの棚卸しをちゃんとすること
難しく考えてSWOT分析までしなくてもいいと思います。
これは努力が必要ですが、対象となる商品が今お客さんに何が良いと思われているのか?
ポジティブな面だけでもいいと思うので書き出してみると面白いと思います。
例えば、GAZBYのフェイシャルペーパーであれば、「爽快な拭き心地」とか「実は綿100%の不織布で肌触りがいい」とかいった具合です。
お客さんの理解を深めて、現代に求められるものにアップデートする
ここでのお客さんは狙いたいお客さんのことでOKです。
今の商品の延長線を狙いたいのであれば、今のお客さんの実態を知る。
今買っていないお客さんを狙いたいのであれば、買っていないお客さんが代わりに用事を済ませている商品のことを含めて知る。
この考え方も大事そうです。
GAZBYの例
GAZBYは平たく言えば「カッコよくなりたいを応援する」ブランドでしたが、「カッコイイ」の定義が昔と今で変わっていましたよ。という話でした。
具体的には、昔のカッコイイは「外観」、今のカッコイイは「中身や考え方」を含む人間性までが色んなツールの発展も後押しして進展していたようです。
シャウエッセンの例
シャウエッセンは元々「簡便調理食品」という簡単においしく食べられる商品という位置づけだったようです。
しかし、時代は進みファストフードが発展してきたので、最早シャウエッセン含むウィンナーは「簡便」ではなく、スーパーの肉や魚と変わらない「調理食品」に消費者の意識は変わっていたようです。
つまり時代の変化が激しいということはチャンスも運んできてくれているということでした。
何も考えなければ、その他大勢で終わってしまいますが、ちゃんとお客さんにアンテナを張っていれば、その変化を捉えアップデートすると自分の商品をコモディティから抜け出さすチャンスに繋がります。
まとめ
コモディティというのはそれだけ市場が大きいということなので、決してマイナスの要素だけではありません。
大事なのは変化のきっかけをお話した2点で掴むこと。
・お客さんの理解を深めて、現代に求められるものにアップデートすること
この2つができるだけでも必ず自分のところにしかできない提供価値が見つかるはずです。
以上、情報が役に立ったり、考えるきっかけになたら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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