皆さん、こんにちは。
このブログでは基本的には、自分の気になった商品、
読者の皆さまには、自分の携わる仕事、
今回はブランド考察として、皆さんのご近所にも多いかもしれません『ファミリーマート』について考察していきたいと思います。
ファミリーマート考察
皆さんの身近なものからブランドを解説して、商品の見え方が、 少しでも変わったらいいなーと思い、 今回はファミリーマートを解説していきたいと思います。
お店をしてる方や、 そうでない方でこれから就職などを考えてる方などでも、 会社がやってることと理念が一致してるかなど考えるきっかけにな れば嬉しいなと思うので良かったら最後まで見てください。
ファミリーマートの歴史
ここはWikipediaの方がよくまとまってるので、 そちらの方を見てもらった方がいいですね。笑
簡単に言うと西友系の小売店としてスタートして、 伊藤忠商事が筆頭株主に、 そしてサークルKサンクスを吸収しつつ、 昨年TOBにより完全に伊藤忠商事の子会社へという感じですね。 北は北海道、南は沖縄までフランチャイズの店舗があり、 その数約16,500店舗! 日本では2番目に数の多い小売店ですね。
ファミリーマートの進んでいる方向考察
コミュニケーションメッセージ
「あなたと、コンビニ。ファミリーマート」これが、 コーポレートロゴ、 つまり会社のマークと一緒に打ち出しているメッセージです。 何かコンビニとしてお客さんと身近な存在になりたいのかなーとい う感じがしますよね。
企業理念は以下のとおり、
- ファミリーマートは、一軒の小さな商店です。
その町に暮らす人々と共に生き、生かされています。 地域からずっと必要とされる存在であるように、 人や地域に寄り添うことで進化し続ける地域密着を、 本気で実現します。
- 来てくださるお客さま一人ひとりに合わせて、全力を尽くすこと。
いつでも欲しいものが揃っているだけでなく、新鮮で驚きのある、 質の良いものとの出会いがあること。そして、 たとえ用事がないときでも、 寄りたくなる場所であることを心がけます。
- ファミリーマートに関わるみんなが、
ひとつの商店を切り盛りする家族のようにつながっていきます。 同時に、お客さまにとって地域の家族のような存在を目指します。 誰もが安心して暮らすために工夫して、 この世の中に便利さだけでなく、 生きる豊かさがゆきわたるように。「家族」 が幸せである未来に貢献します。
こうあります。なるほど、ファミリーですね。
では、この理念と商品サービス、 我々のイメージがどうなっているか見ていきましょう。
商品づくりの理念
企業HPの理念IR情報を見ると「満腹・満足・健康」 が方向性として打ち出されています。 ファミリーという概念からここに行き着くことが正解なのか? そこは分かりませんが、 家族にこうあってほしいという考えは一つの方向かもしれませんね 。
では、この理念とサービスが一致しているか見ていきましょう。 これは別記事で書きましたが、 ブランドとその提供する商品が一致しないと存在意義が薄れてしま ったり、 お客さんが期待するサービスから離れることで気持ちも離れてしまいます。
ファミリーマートのイメージと期待したい方向性
ファミリーマートのプライベートブランドに期待するところとして 、量による「満足」はあるんじゃないでしょうか? アイスクリームでいうとファミリーマートの<バニラモナカ>や<ぎっし り満足!チョコミント>はまさにそれを体現してると思います。
では、他の商品、 特に企業の息のかかったプライベートブランドがそれを実現できて いるか?残念ながら「満足」 という一つの側面でもできてないのではないでしょうか?
例えば、カウンターコーヒーで他社と同じ価格帯で量が多くて、 美味しくて、健康価値のある「満腹・満足・健康」 なコーヒーがファミリーマートで飲めるか?
お弁当、飲み物、お菓子で同じことができているか? ここに商品づくりの魂を込めていかないとファミリーマートがファ ミリーマートである理由、 ファミリーマートを選んで買い物をする理由が無くなるでしょう。 近くに2軒コンビニがあったとしても距離が近いだけ、 もしくはセブンイレブンの方がいいという結果を招き、 ブランド形成が難しくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?さすが大企業で、 理念や商品コンセプトも定めていますね。ただ、定めた「満腹・ 満足・健康」 のコンセプトに沿った商品づくりを通して自社のブランド力を強固 にするところまでは至っていないように思えます。 店舗数もあるのでしっかりコンセプトに沿った商品づくりができれ ば、 他社との差別性も出てきてファミリーマートで買い物をするという 理由ができてきそうですね。
この考え方はどんな規模のお店、商品でも役に立てられるので、 ご自身のケースに当てはめて考えるきっかけになったら嬉しいです 。
今回はこのへんで。どうも、ありがとうございました!
コメント