【商品企画の進め方】Origin(起源)を知る3つのメリット

商品企画

皆さん、こんにちは。

・売れない商品を何とかしろと言われる
・商品にイノベーションを起こせと言われても分からない
・他社と差別性がないと言われる

自社の商品が売れない、イノベーションがない、差別性がないと言ってもコモディティが進んでいて取り付く島もないと考えがちではないでしょうか?

僕は、商品企画・マーケティングに8年ほどのキャリアがあります。それなりに長く商品を企画する仕事に携わってきましたが、ある言葉で視野がグッと広がりました。

Origin(起源)を知れば、Original(オリジナル)は作れる

この記事では、プロダクト・サービスを含む商品でOrigin(起源)を知るメリットについて3つ紹介します。

この記事を読んでいただければ、一体何から始めて良かったか分からない商品のイノベーションについての起点を感じていただけます。是非最後まで読んでみてください。

歴史を知って時代の変化を整理できる

アイスクリームは今では嗜好品です。その始まりは労働者の健康増進として冷たい果汁飲料が起源だと言われています。

チョコレートは最初からお菓子でしょうか?実は起源はチョコレートドリンク。甘くもなく、これも「神の食べ物」とされたカカオを健康のために摂取するものでした。

実は今我々が扱っている商品の当たり前は古くからそのルーツがあるものが多いです。

Origin(起源)を知り、スタート地点が明確になるとどんなの歴史背景があって、どんな進化を辿ってきたのかが整理できるようになります。

ここが分かれば、良く耳にする過去のイノベーションの方向性が見えてきます。

これは現在を考えるうえで大いに参考になるのでオススメです。

今まで気付かなかった進化に気付く

Origin(起源)を知るとその歴史の中でどんどんカタチや存在の仕方を変えていることが分かります。

現在の競合をばかりを見ていると些細な変化だったり、今の我々からすると当たり前の進化だったりするので見失いがちです。

スタート地点が分かることで、本来その商品が持つ役割が明らかになり、どんな進化をしてきたのかが分かるようになります。

進化の方向性には大きくNシフト(新規軸)、Qシフト(品質軸)があります。

チョコレートやアイスクリームがシンプルに美味しくなる。家電の性能が上がるといったことはQシフトだと思ってください。

タイミングの問題はあれどもNシフトとQシフトを同時に行ったものがイノベーションに近いです。

今の日本では当たり前の固形チョコレート。

昔は苦いだけのチョコレートドリンクに甘さを加えるというQシフトが起きます。

この美味しさをワンハンドで摘めるように固形にしたこと、これはNシフトです。

つまり、今の固形チョコレートは少なくとも一回はイノベーションが起きているということになります。

現代版の価値にアップデートしやすくなる

ここまでの歴史背景がザッとでも分かるようになると、その価値を現代版にアップデートすることは理論上可能です。

しかし、ここにはアイディアだけではなく技術も付いてこないと、現代版のイノベーションは難しいと思われます。

先の例だとチョコレートを固形にする技術が生まれたからこそ今の固形チョコレートがあります。

今どんなことができるのか?これは小さくニッチな事業を展開しているものにヒントがあったりします。

商品のOrigin(起源)+会社の理念今にフィット・アップデートすることでイノベーションは生み出すことができます。

まとめ

少し複雑な話も混ざってしまいましたが、Origin(起源)を知ればイノベーションの正体も過去から学ぶことができます。

考える良い点としては以下の3つです。

・歴史を知って時代の変化が整理できる
・今まで気付かなかった進化に気付く
・現代版の価値にアップデートしやすくなる

闇雲にイノベーションを探す前に今ある情報の整理のために是非Origin(起源)を探ってみてください。

きっといいヒントがあると思います。

以上、情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。

今日はこのへんで。どうもありがとうございました!

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