マーケティングフレームワークやデータとの上手な付き合い方

マーケティング

皆さん、こんにちは。

・SWOTや3Cの情報整理が大変
・フレームによる分析ができているからマーケティングができている
・消費者データから分析をするのは骨が折れる

マーケティングとフレームワークや消費者データは切っても切り離せないものがありますが、そこに多大な時間と労力をかけていないでしょうか?

僕は、商品企画・マーケティングに8年ほどのキャリアがあります。食品メーカーに入ったときに初めて広い意味でのマーケティングの仕方を知りました。このときフレームワークやデータとの向き合い方について学んだのでそれをお伝えしたいと思います。

この記事では、マーケティングにおけるフレームワークとデータのオススメの活用の仕方とさらに深堀りして考えるべきことについてご紹介します。

この記事を読んでいただければ、マーケティングのフレームワークやデータ整理に悩み、プロジェクトの進みに悩みがある方の道筋を少しでも明確にできると思うので是非最後まで読んでみてください。

深堀りして考えるべきポイント

まず最初に深堀りすべきポイントについてお話します。

プロジェクトがうまく進まないと思っている方の理由はフレームワークやデータの整理や分析が足りていないからではありません。

結論から言いますと、顧客への意識が足りていない可能性が高いです。

我々の商品・サービスは最終的に顧客一人一人が体験するものです。彼らを意識、イメージせずに行動をデザインしようと躍起になるのでうまく噛み合わない可能性があると考えます。

ヒト起点というのは商品づくりのコアだと思ってください。

フレームワークやデータのように机上だけで済まないことが多いので、別の意味で苦労します。ただ、ここを意識するだけで劇的に考え方がクリアになってくるので是非考えてみてください。

フレームワークとデータの役割

それではマーケティングにおけるフレームワークとデータはどのような役割を果たすのでしょうか?

先程ヒト起点のお話もしましたが、こちらはこちらで必要な要素です。

僕は戦況の把握にフレームワークやデータは必要だと考えています。

SWOT分析、3C分析、1W5Aカスタマージャーニーなどマーケティングフレームワークは先人たちが残してくれたとてもシンプルに誰でも状況を整理させてくれるツールです。

フレームワークは戦う前の戦略を準備するための整理として有効です。

データの取り方も日々進化しています。

POSデータで購入者の属性を知るだけではなく、ニーズ別に購入者の推移も見ることが可能になっています。

データは戦いが始まった後(発売後)の結果を逐一取るのに有効です。

マーケティングフレームワークやデータは企画を作るためには存在しますが、役割が限られているという事実を我々は知るべきだと考えます。

テクニックに頼るとプロジェクトが進まない理由

ここまでお話させていただくとこの章の意図も感じ取っていただけると思います。

マーケティングフレームワークやデータは商品や企画を作るうえでのテクニックの一つでしかありません。

つまり、このテクニックばかりを一生懸命やっていてコアであるヒト起点の考えが不足している場合があります。

これが商品づくりや企画のプロジェクトの進行を妨げている理由の一つと考えられます。

要は、マーケティングフレームワークやデータによる戦況把握とヒト起点による顧客理解のバランスが大事なのです。

どちらかと言うとマーケティング関連の本はフレームワークなど難しいことを書いていることが多いので、そちらに考えが偏りがちです。

ヒト起点としてインサイトにフォーカスして書いている書籍もあるので参考にどうぞ。

「欲しい」の本質~人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方~

まとめ

以上、マーケティングフレームワークやデータの捉え方とヒト起点での考え方とのバランスが大事であることを紹介させていただきました。

フレームワークやデータ分析はとても頭と時間を使います。

ここで物凄く達成感が訪れてこのまま企画を進めたくなることも多いと思います。

ただ、前述したようにこれは両輪のうちの一つです。

ここを意識としてマインドセットできれば、心も挫けずに取り組むこともできるようになってきます。

以上、情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。

今日はこのへんで。どうもありがとうございました!

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