皆さん、こんにちは。
・デザイン担当に色味は感性や流行をもとに任せている
・企画側とデザインは別物だと思っている
特にプロダクトのデザインは専門性が高く、意見をしていいのか不安にならないでしょうか?(かつての僕はそうでした)
僕は、商品企画・マーケティングに8年ほどのキャリアがあります。家電というハードが強い商品と食品というどちらかというとソフト面が強い商品の2つを経験することでマーケターとしてのデザインとの向き合い方を勉強することができました。
この記事では、マーケティングにおいてデザインが重要な役割を果たしているポイントを3つに絞ってご紹介します。
この記事を読んでいただければ、どんなマインドを持ってデザインと向き合うべきかの参考になります。是非最後まで読んでみてください。
顧客との最大のコミュニケーションになり得る
僕がマーケティングにおいて商品のデザインが大事だと思う一番の理由は店頭で行う最低限のコミュニケーションがデザインだからです。
ほとんどの商品は発売されたら販促物も付かずに外観やパッケージだけでお客さんと対面します。
そこに説明する人間もいなければ、説明を補足してくれる道具もないわけです。
さらにこの状況はデジタル化が進むことでより顕著になってきていると思います。
デザインはマーケティングにおいて「カスタマージャーニー」の中で例えれば、認知や訴求の部分を担うことになります。
お客さんとの初対面がデザインとなり得るので、ここに企画・マーケティング側としての意図を意見していかないとお客さんに気付いて欲しいことが表現できなくなってしまいます。
ユーザーをはっきり意識しないとデザインをディレクションできない
そもそも企画側がデザイン側の人間に口を挟みにくいのは企画側の人間がデザインに疎く、芸術センスがないからではないです。
ユーザーのことがはっきりイメージできていないから何をコメントしていいか分からないのです。
つまり、企画側の人間がはっきりと誰のために作っている商品かをイメージできていないとデザイン側に指示や依頼ができないのです。
イメージするのは、例えたった一人の親しい人でも構いません。(ターゲットならば)
デザインセンスや芸術センスを磨く前に企画の人間はまずこのターゲットが誰なのか?ここをはっきりとイメージできるようにしておきましょう。
企画側として表現したいことができているか見なくてはいけない
ターゲットがある程度明確であるという前提ですが、企画側がお客さんに伝えたい意図というものが出てきます。
例えば家電であれば「ストレスなく使えること」、食品であれば「自分に華やかな時間が訪れること」等などこれを商品だけではなく、ホームページなどお客さんの目に触れる全てについて一貫したメッセージが届くようにコントロールするのが企画側の人間の大事な役割です。
やろうとしていたことが本当にデザインに落とし込まれているのか?
細かい芸術性のようなことを語るのではなく「誰に」「何を」伝えるのか?それが今のアウトプットでとギャップがあるとすれば、狙いと違うということをちゃんと提案していきましょう。
まとめ
デザインが商品企画・マーケティングにおいて大事なことを3つに絞って紹介させていただきました。
・ユーザーをはっきり意識しないとデザインをディレクションできない
・企画側として表現したいことができているか見なくてはいけない
デザインというと芸大を出て芸術センスがあって専門性もあるので、素人から口を出しにくいかもしれません。
しかし、商品企画・マーケティングの担当はお客さんのことを考えるプロです。
対等な関係で自分が何を表現したかったのか、しっかり議論をしていくことをオススメします。
以上、情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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