皆さん、こんにちは。
商品企画や事業のアイディアでどのようにカタチにしてブラッシュアップをかけたらいいか悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
アイディアのコンセプトシートの作り方と作成後のステップについて紹介させていただきます。
今回の内容は、以前紹介させていただいた商品ターゲット設定の考え方やアイディアの作り方を見ていただくとより具体的にコンセプトシートまで繋がります。
興味があれば一読ください。
まずコンセプトとは?
Google先生によると意味だけだと以下になります。
1.概念。
2.企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。
今回やろうとしていることは①でもあり②の意味もあるのですが、要するに企画の骨子となる考え方です。
コンセプトシートの確認ステップ
簡単にですが、ターゲットを決めてアイディアを作る地点からだと順番として以下の通りです。
- ターゲットがどんな人かイメージする。(実際に訪問したり会うのがベター)
- ターゲットが解決したいこと(ジョブ)を設定する
- 解決したい内容についてアイディアを作る
- アイディアをコンセプトシートに表現してみる(→今日はココが中心)
- コンセプトシートを近しいターゲットに聞いてみる
- フィードバックを受け、良かった点や省く点を見つけブラッシュアップ
⑥が終わった後に必要に応じて④に戻るといったループするパターンもあります。
アイディアをコンセプトシートに落とす
チョコレート菓子の【スニッカーズ】を例にします。(個人的に好きなだけです)
ザッと書いてみるといくつかのフェーズがあるので、順番に解説します。
ビジュアルが分かるデザインなどを入れる
まずはその商品がどんなものなのか理解してもらうためにデザインを手書きでもいいので用意するのがベターです。
文字だけでは伝わりにくい部分や、見た目で気になる評価点もチェックしてもらえるようにします。
商品名とキャッチコピーを入れる
まず最初にこれが何をしてくれる商品なのか?これを軽く自己紹介します。
今回の【スニッカーズ】の例ですが、あくまで個人的にですが、
『SNICKERS(スニッカーズ)』
上記のように設定してみました。
商品の組成を紹介
その次にこの商品がどんなもので構成されているのか?ここを少し詳しく書きます。
商品が提供してくれる機能価値と情緒価値を紹介
この後でその商品がどんな機能便益(メリット)があるのか?どんな気持ちにしてくれるのか?
そこまで書くことでコンセプト上の商品がどんな良いことをしてくれるかが理解しやすくなります。
定型的には「○○なので、■■してくれる商品です」というのがキレイなパターンになります。
提供したいシーンと訴求を提案
どんなときに利用してもらうことを想定しているのかをそれとなく提案します。
さらにキャッチコピーや訴求内容としての言葉の候補をここでも散りばめることで、後々インタビューをしたときに琴線に触れる部分を探しやすくしておきます。
コンセプトシートを作った後の行程
作ったコンセプトシートは一人で作ると尚のことですが、チームがある場合でも主観や近い目線でのコンセプトシートになっている場合が多いです。
とにかくターゲットユーザーもしくは、それに近い人間に見てもらって気になったポイントにマーカーを入れてもらう。
これはプラスの意味でもマイナスの意味でも両方行ってもらいます。
そして少しずつシャープにしていったものを実際の商品コンセプトとして、商品化を目指すというステップがコンセプトシートの使い方の一つです。
まとめ
アイディアは言葉で話すだけでは人の頭の中のイメージがバラバラなので、今回のようなコンセプトシートを使って一度簡単にでも見える化するのがオススメです。
大正解のコンセプトシートはすぐには作りにくいので、何度かブラッシュアップをするとよりターゲットの琴線に触れる商品コンセプトになっていきます。
注意としては、ターゲットユーザーが言ったそのままをコンセプトシートに落とし込むのは止めましょう。
必ず、なぜそのインタビューした相手がそのように発言したのかを考えて反映するようにしたいですね。
例えば、今回のスニッカーズの例だとチョコレートの部分を「ミルクチョコレートじゃなくて、ハイカカオのチョコがいい」と言ったとします。
コンセプトをハイカカオにするのではなく、「なぜ、ハイカカオがいいと言うのか?」という問いに立ち返り、もしかしたらシーンとしてシャキッとしたいのかも、罪悪感のある組み合わせなので少しでもギルトフリーな要素が欲しいのか?
など、色々と思考を巡らせるのがオススメです。
以上、何か情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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