USJはナゼ何でもアリなテーマパークに進化したのか?【ディズニーは競合ではない】

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皆さん、こんにちは。

昨日USJに勤める友人と話をしていたこともあり、疑問に思っていたテーマを紹介します。

『何故、ユニバーサルスタジオジャパン(以下、USJ)は、東京ディズニーランド(以下、TDL)に肩を並べるテーマパークに成長したのか?』

実際に起こっていること、起点となったこと、何故成長を遂げることができたのかをご紹介したいと思います。

結論としては、自分たちの戦う場所を再整理できたこととエンターテイメントに集中することができたことが要因と考えます。

詳しく、以下で説明させていただきます。

USJとTDLの来場者推移

少し古いデータになりますが、以下のように推移しています。

(引用ページ:週刊東洋経済プラス

2010年以降、USJは右肩上がりに来場者数を増やしていることが分かります。2015年には東京ディズニーシーを追い越す結果になっています。

起点となったこと

USJの成長と気っても切れないのが、森岡毅氏ですね。今は「刀」というマーケティング会社をされているようですね。

関西に住んでいた僕からすると割と身近だったのですが、あるときからUSJが映画を題材にしたテーマパークから、言い方は悪いですけど「何でもアリ」のテーマパークに変貌していきました。

このきっかけを作ったのが森岡氏だったみたいですね。

友人の話も加味すると起こったことは大きくは2つ

  1. 敵はディズニーではない。物理的に戦っている場所が遠すぎる
  2. 敵がディズニーではないのであれば、差別化のポイントは「映画」ではない

①はマーケティングの4Pだと「PLACE」にあたると思いますが、恐らく当時のデータからしても集客できているお客さんはほとんど関西圏だったのでしょう。

修学旅行や海外旅行などのケースもありますが、それがメインではなかったということです。

つまり、場所の競合としてこれだけ大型のテーマパークは関西に存在しないので、TDLを意識する必要は全くなくなったわけですね。

そこで②です。

敵がTDLではない以上元々「映画」をテーマにしていたものの「映画」に固執するとエンターテイメントとしてかなり狭い場所で戦っていることが分かりました。

要するに、テーマパークとして成長するには「映画」という枠を超えて、皆が楽しめるアニメ、漫画、ゲーム、キャラクターなどのエンタメ要素を加えていくことになりました。

結果はやはり歴然で、エンタメとしての要素が増える分だけ「映画」とは違う新しいお客さんが来場することに繋がり、今のポジションを築くに至っています。

USJのビジョン(理念)

私たちは、ゲストの期待を常に上回る「ワールドクラスの体験」を提供し、 世界のエンターテイメント・リーディングカンパニーを目指します。

(引用:USJ採用ページ

ここからも分かるように「映画」のこだわりはありません。簡単に言うと「世界最高の体験」をさせるエンターテイメント会社になっています。

これだからこそ、ハロウィンやクリスマスの季節イベントの盛り上がりや人気アニメやゲームの世界をリアライズすることに繋がっているのだと思います。

僕はこの考え方はとても強いと思っています。というのは、理論上世界に娯楽がなくならない限り何でも取り入れて提供できるというブランド価値をUSJは手に入れたと言えそうだからです。

まとめ

今後の問題としては、USJ単体というよりも関西圏の人口が首都圏よりも少ないというシンプルに地元にいる人数の問題があること。

それに加えて、観光地として関西が関東よりも魅力的なコンテンツが揃わない限り、関西に来る→USJい行くという導線が作れないというもとです。

これらの問題を解決するためには、もっと会社の枠を超えた政治的な話にもなってくるかもしれません。2025年の大阪万博もありますし、IRは流れつつありますが、関西に人が集まって観光できる素地が整ってきます。

USJの経営陣としてはもっとこのへんの交渉を推進することも視野に入れていくのでしょうね。

以上、何か情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。

今日はこのへんで。どうもありがとうございました!

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