皆さん、こんにちは。
今日は僕が個人的に『契約』と呼んでるくらいお世話になっている【ユニクロ】の疑問についてお話したいと思います。
僕が一番疑問に思っていることは「何故、ユニクロは値下げをするのか?」です。
今回は何気なく【ユニクロ】を利用している人にも【ユニクロ】の背景が分かれば面白い内容になっているので、良ければ目を通してください。
ファーストリテイリングの統率の取れたブランディング
そもそも【ユニクロ】は『ファーストリテイリング』という会社のグループの一員です。
『ファーストリテイリング』は世界でも有数のSPAになっていますね。
まず、前提として【ユニクロ】の親会社の『ファーストリテイリング』の理念の浸透とブランド形成はとても素晴らしいと思っています。
『ステートメント』呼ばれるベースとなる理念が以下です。
服を変え、常識を変え、世界を変えていく
とてもシンプルですが洗練された理念だと思いますし、この理念を聞いた社員は取る行動もとても具体的になると思います。
というのは、ゴールデンサークル理論の「why(なぜそうするのか)・what(どうやるのか)・how(何をするのか)」を理念として分かりやすく伝えるために逆から語っているところがまずコピーワークとして秀逸だと感じました。
- 「how(何をするのか)」:服を変える
- 「what(何をするのか)」:常識を変える
- 「why(なぜするのか)」:常識を変えていきたいから
このようにキレイに落ちていて、何をすべきかがとても明確です。
【ユニクロ】のコンセプト『LifeWear』
『LifeWear』とは「究極の日常着」と定義されているようです。
ファーストリテイリングの理念『服を変え、常識を変え、世界を変えていく』この考えを継承したまま「究極の日常着」を開発がコンセプトとしてあります。
つまり「LifeWear=究極の日常着」という『服』を作り、常識を変え、世界を変えようとしているということです。
この考えがあるからこそ、もう生活に取り入れている人も多い「ヒートテック」「エアリズム」「ウルトラライトダウン」といった商品が生まれ、僕らの常識になることで、生活を変えてくれています。
実は【ユニクロ】の「マスク」にもストーリーがあると考えています。今までマスクを販売してこなかった【ユニクロ】が何故マスクを販売するようになったのか?
この例は常識が変わった後の逆輸入になりますが、コロナ禍で常識が変わりました。マスクを着けるということが新しい常識になりました。
これがきっかけで【ユニクロ】は『LifeWear』としてマスクを販売するようになったのだと思います。
何故、値下げをすることが疑問なのか?
季節物の商品を扱うので、恐らくアパレル業としては在庫消化の関係で多少なり値下げが起こるのは認識しています。
僕の疑問の源泉は【ユニクロ】の『LifeWear』というコンセプトはある程度浸透できているのではないかということです。
それにも関わらず『LifeWear』の代名詞とも言える「ヒートテック」「エアリズム」などが売り切りのタイミングとはあまり関係なく、週末の値下げの対象に広告されているという印象を受けることです。
もはや『LifeWear』で欠かせないものまで成長しているアイテムであれば値下げしなくても皆買ってくれるのではないか?
これが僕の【ユニクロ】の販売方針に疑問がある点です。
まとめ
まとまりにくい話ですが、要は需要が完全にあるものを値下げして安売りするのはチャンスロスになってしまうし、日本の経済としても良くないのではないか?ということです。(個人のお財布には優しいですよ)
強いブランドを持つアイテムをフックに他の商品を売るという手法は間違いではないと思うのですが、「何かもったいないことしてないかなー」というのが個人的な感想です。
例えば、ほぼ100%売れるリンゴがあったとして、100円から80円に値下げします。でも一緒にパイ生地も販売して一緒に買ってアップルパイを作ってもらうという提案なので、リンゴの値下げはOK。という感覚です。
皆がリンゴに魅力を感じているなら、リンゴだけを買うっていう可能性も高いんじゃない?ということです。
すみません、例えが下手ですね。それだけ、価値あるアイテム(ブランド)を売っているのであれば、それを安く販売してブランドを廉価させる必要はないのではないか?というお話でした。
何かこの情報が気付きや考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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