皆さん、こんにちは。
現在、世界No.1のテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチをご存じでしょうか？
（画像：オフィシャルホームページより）
テニスを知らない人でもフェデラー、ナダル、ジョコビッチは名前くらいはニュースなどで聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか？
そんなジョコビッチですが現在ウェアをあのワニのマークのポロシャツとかでお馴染みの【LACOSTE（ラコステ）】と契約をしています。
【LACOSTE】はカジュアルウェアのイメージがあったので、何で世界No.1のジョコビッチが契約するのか腑に落ちなかったのですが、調べてみると自分が知らないだけで生い立ちがありました。
【LACOSTE】の生い立ち
そもそもフランス人テニスプレーヤーのルネ・ラコステが設立したブランドでした。
まだテニスが紳士のスポーツとして始まってからシャツとパンツスタイルで競技をしていた頃、ラコステがポロシャツという新しい装いで競技をし始めたようです。
ワニのマークは彼の食らいつくようなしぶとさを表したモチーフということです。
【フレッドペリー】も同じくテニスプレイヤーからのブランドですが、【LACOSTE】はその先駆けだったのですね。
【LACOSTE】のビジョン
プレミアムカジュアルウェア市場で
ベストカンパニーになる
このビジョンを見て合点がいきました。
ジョコビッチは2017年5月まで【UNIQLO】と契約していました。その後【LACOSTE】と契約することになります。
この頃のジョコビッチはテニスプレイヤーとしてただ強いという訳ではありませんでした。
スポーツマンとしてもちろん優秀ですが、それを維持するための身体のケアについても人一倍気にかける選手であったこと、結婚し夫・父として愛情を惜しまなかったこと、素晴らしい人間性がありました。
つまりジョコビッチはプレミアムを体現し、原点であるテニスのアスリートとして最高の選手だったと言えます。
【LACOSTE】のスポーツへのこだわり
カジュアル路線で行くのかと思いきや、源泉としてはやはスポーツがあるようです。
それはホームページのロゴにあるコーポレートメッセージからも見て取れます。
直訳すると、
人生は美しいスポーツだ
【LACOSTE】の原点がスポーツであり、切っても切り離せない関係であることが分かります。
今後の【LACOSTE】
さて、ジョコビッチも2021年で34歳を迎え、キャリアの中盤から終盤に差し掛かっています。
このブランディングの流れを途切れさせないこともマーケティングで必要な打ち手です。
【LACOSTE】は次の象徴的なアスリートとして、ロシアのダニル・メドベージェフと契約を2019年から交わしています。（2021年で25歳とこれから伸び盛りの選手）
メドベージェフはこの契約時はランキングこそＴＯＰ１０には入っていませんでしたが、2020年のツアー最終戦であるＮＩＴＴＯファイナル（上位８選手だけの大会）で見事に優勝をしました。
かつてはちょっとガラの悪い部分がありましたが、プライベート面では2018年から結婚。やはりそういった人間的な部分も鑑みての契約だったのだと思います。
メドベージェフとは2026年までの契約だそうなので、今後もこのブランディング活動を続けていきそうですね。
今日はこのへんで。かなりニッチな内容ですが、ブランディングとしての役割など何か情報が立ったら嬉しいです。
どうもありがとうございました！
コメント