皆さん、こんにちは。
「もっと自分の経験の活かせる仕事がしたい!」
「本当はもっと給料もらってもいいんじゃないか?」
こんなことや近いことを思ったことがある方の頭をよぎるのが『転職』ではないでしょうか?
その中でも選択肢を増やす意味でも異業種への転職は視野に入れたいところです。
「その業界に上手く馴染めるか不安」
こう思うのも無理はありません。今回の記事でそんな不安を少しでも取り除けると思います。
僕は、大手の電機メーカーと食品メーカー合わせて8年ほどのキャリアがあります。実際に全く毛色の違う業界に転職して変わった経歴を持つ一人になりました。それでも自分の転職は成功だったと考えています。
そこでこの記事では、異業種への転職の不安とメリット、そして失敗のリスクを極力抑えるためにやるべきこと5つについて紹介します。
今日の記事を読んでいただければ、メーカーの企画職で業界違いの転職をした僕自身の経験を踏まえ、失敗しにくい「異業種への転職」いわゆる「軸ずらし」の転職について少し不安を取り除けると思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
現状の転職状況
「1つの会社で勤めあげるんだ!」「いやいや、もうそんな時代は終わり。」こんな声や存在が混在しているのが今の世の中の実態だと思います。
実際、今の会社でも50代以上は同じ会社一筋の人が多いですし、最近入ってくる新入社員に内々に話を聞くと「キャリアの通過点です」こう答えてきます。
実際、マイナビのまとめたデータで以下のようなものがあります。
時代の流れとしては、どの年代でも転職は増加傾向です。なので肌感覚として「最近、転職で入社してくる人が多いな」という感覚は正解です。
さらに20~30代の転職が10%前後にあることを見ますと新入社員で入ってきた10人に1人以上は転職するという時代になっています。
異業種への転職の不安とメリット
さて、転職市場自体は景気に左右されるもののトレンドとして盛んになっていることはご理解いただけたと思います。
ここで転職サイトに登録して求人を眺めたときに思うことがあります。
ここの壁に必ずといって良いほどぶち当たります。
おおまかに何が不安かと言いますと、
- その業界がこの先も生き残る業界か分からない(市場や相場を知らない)
- 自分がその業界に向いているか分からない(適応性があるか分からない)
大体はこの2点ではないかと思います。異なる業界を知らないことの不安。自分が適応できるかどうかの不安です。
裏を返せばメリットもあります。
- 上昇する業界であれば居るだけで自分の市場価値も上がる
- 異なる業界に知れれば、複数の業界に精通した人材になれる
不安とメリットはおおまかには表裏一体です。
異業種へのチャレンジで準備すべきこと5選
まず、転職を考えるにあたってはこの本は避けて通れないので紹介させてください。
転職を実際にする・しないに関わらず考え方として大事なことをたくさん書いていて読みやすい本なので、少しでも気になったら読んでみることをオススメします。
この転職の思考法の本からも項目を一部抜粋させていただきます。これは異業種に限らず、転職全般に言えることかもしれませんが質問形式で紹介させていただきます。
- 会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
- 社内に自分が転職しても快く力を貸してくれる人がどれくらい存在するか?
- 社外に自分個人のために力を貸してくれる人がどれくらい存在するか?
- 転職先の会社にキャリア採用を活かす素地・環境が整っているか?
- 適切な転職エージェントとコミュニケーションが取れているか?
以上のポイント5点は抑えていくと異業種への転職の不安を少し取り除けます。
会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
職業を「食品業界×商品企画」と呼ぶとするならば、業界を変えるということを前提にするとアナタ自身に残るものとしては「職種」です。
この職種(例だと商品企画)でアナタ自身が普遍的に発揮できるスキルとしてカウントできるものをいくつ持っているか?ということです。
これは今の業務を棚卸してみて振り返ってみるのがオススメです。
社内に自分が転職しても快く力を貸してくれる人がどれくらい存在するか?
辞めるときに円満に退社すべき理由の一つだと思います。
会社が変わるだけでも環境が大きく変化します。そして、今まで社内でなあなあで済んでいた仕事や、得意分野じゃないのでちょっと聞きたいことなど聞きたいときにタイムリーに聞けなくなります。
そこで助けになってくれるのが、昔の会社でお世話になった仲間です。会社は違えどその分野のスペシャリストと意見交換をできる環境にあるかないかで、業務の停滞感も出にくくなります。
社外に自分個人のために力を貸してくれる人がどれくらい存在するか?
前述のほとんど同じ内容になりますが、業務を良い方向に押し進めるには社外の人の協力も不可欠です。
異業種で転職した先の会社では付き合いはないが、もしかしたらお世話になっていた販促業者に協力してもらうことでプロジェクトが進むかもしれません。
広告代理店の人と親密な関係が築けていれば、もしかしたら小さな案件であっても手伝ってくれるかもしれません。
これは他人の力を借りてますが、紛れもなくアナタ自身の資産です。
転職先の会社にキャリア採用を活かす素地・環境が整っているか?
これは一連の採用面接では非常に分かりにくい側面ですが、めちゃくちゃ大事です。
僕自身はしばらくこれで苦労しました。キャリア採用の人間の扱いに慣れていない、もしくは素養がない会社があります。
これは、採用担当者・転職エージェントに「キャリア採用者の活躍状況はどうか?」「どんなプログラムでキャリア採用者をフォローしてくれるか」「キャリア採用の定着率」など色んな側面から質問して確認することがオススメです。
適切な転職エージェントとコミュニケーションが取れているか?
これはそもそも論ですが、直接企業ホームページの採用から申し込まない限りは転職エージェント経由で転職活動をすることになると思います。
手短に話すと転職エージェントのビジネスは「人材を入社させてその人の年収の数~数十%をもらう」というのが基本です。
これが手っ取り早く自社の成果を上げようとする一番ダメなエージェントの発言です。
良いエージェントはアナタ自身のキャリアプランや時に今のスキルで転職できる企業は極わずか、もしくは無いなど厳しい言葉もかけ、対策についてアドバイスしてくれます。
30代以降のハイキャリアが得意とする分野のようですが、JAC Recruitmentは僕自身もお世話になっていて非常にオススメです。
これは転職を勧めているのではなく、自分の市場価値を適時確認するという考えでも大事なのであえて紹介させていただきました。
個人を親身に理解してくれて押し売りもせず見合っていて可能性のある求人を探してくれます。ここまで褒めると気持ちが悪くなりそうですが、是非その他大手エージェントと会わせて検討に入れて欲しいです。
まとめ
異業種の転職を考える際に不安を取り除くためにやること、5つをお話しました。
- 会社を変えても、価値のあるスキルをどれだけ持っているか?
- 社内に自分が転職しても快く力を貸してくれる人がどれくらい存在するか?
- 社外に自分個人のために力を貸してくれる人がどれくらい存在するか?
- 転職先の会社にキャリア採用を活かす素地・環境が整っているか?
- 適切な転職エージェントとコミュニケーションが取れているか?
どれも異業種に転職した僕自身が「やっといて良かったー」「やっておけば良かった。。」と思うことをご紹介しましたので実体験ですし、自信を持って案内できる内容です。
以上、何か情報が役にやったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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