【鬼滅の鼻セレブ】ハニカムモデルでブランド構成から考察

ハニカム

皆さん、こんにちは。

今回は可愛いモフモフした白い小動物のパッケージが特徴的な【鼻セレブ】について近所のLAWSONで面白いものを見つけたのでブランド考察をしつつ、この戦略について考察してみたいと思います。

見つけた面白いものというのがコレです。

LAWSON限定「鬼滅の刃」鼻セレブティッシュ

可愛い小動物の代わりに、鬼滅の刃の登場キャラクター嘴平伊之助が描かれたティッシュです。2021年2月9日発売だったそうです。

コンビニに入ってすぐの棚にあったこともあり、かなり存在感がありました。

今回の【鼻セレブ】の施策は、僕の私見としてはブランド戦略としてはあまり良くない(×)。

しかし、この花粉シーズンに入るという時期としては、ブランド露出や新しい客層の獲得という観点でマーケティング施策としてはそれなりの効果はある(○)と思いました。

その理由について少し細かく以下でお話ししていきます。

【鼻セレブ】のハニカムモデル

個人的な視点ですが【鼻セレブ】のブランド構造を分解したのが以下のハニカムモデル図です。

今回注目したいのは『シンボル』です。

【鼻セレブ】といえば、やはりパッケージの白い動物がイメージとして沸いてくると思います。逆に白い動物の顔が全面にイラストされたティッシュは【鼻セレブ】に見えるはずです。

冒頭にブランド戦略としては、あまり良くないと考えたのはここが一番の要因です。

ブランドの顔として資産が貯まっているものに対して、それを自分から崩しにいったところが【鼻セレブ】のブランドとしての整理の仕方が少し甘かったのではないかと考えた次第です。

もし【鼻セレブ】のブランドに確固たる考えがあれば、せめてパッケージ全体の基調は「白」、そして伊之助のイノシシの被り物も「白」に変えるくらいの心意気が欲しかったと個人的には考えています。

マーケティング施策として優れていた点

マーケティング施策として、良かった点は以下の2点と考えています。

  1. 花粉のシーズンインのタイミングで大手コンビニに導入し【鼻セレブ】の露出が高まったこと
  2. 人気漫画とのコラボにより、固定ファンとは異なる客層にアプローチできたこと

①はコラボ商品として話題や店頭での惹きを作りながら、この2月上旬という花粉シーズンが始まるタイミングでうまく販売ができたことは上手い戦略だったと思います。

②は恐らく【鼻セレブ】自体のターゲットは30代以上の経済的にもゆとりのある女性が多いかと思いますが、「鬼滅の刃」を持ってくることで新しい客層(例えば若年の男性)のトライアルを増やすことに貢献できたのではないかと考えます。

まとめ

実は【鼻セレブ】ブランドで「アンパンマン」パッケージの商品もあったりと元々ブランドイメージとしては崩していた点はあるかもしれません。

個人的には、驚きと嬉しさと残念さが入り混じった複雑な感情になりましたが【鼻セレブ】がこれからも【鼻セレブ】であり続けるためには、やはりこのへんのブランドイメージもしっかり留意のうえで質の良いマーケティング施策は打ってほしいと思いました。

何か情報が参考になったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。

今日はこのへんで。どうもありがとうございました!

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