【雑記】学生に産学連携で期待したいこと

雑記

まだ公表はできないようだが、関西の大学とチョコレートのベンチャー企業との産学連携の打ち合わせを行った。

7月からキックオフ、11月頃にアウトプットとして商品が出てくる予定だ。

文系のゼミとの産学連携のため、商品企画をするといったテーマになりそう。

学生が何を思って、どんなところで企画をするにあたり悩むのか、そのタイミングが僕にとっては非常に興味深い。

そして、その手助けをして日本のマーケティングレベルを微力ながら上げていくということができればと思う。

少ない数字かもしれないが、0が1になることは非常に大きな意味があるし、ここから連鎖が始まればもっとたくさんの学生がマーケティングマインドを持つことになると期待しています。

さて、前置きが長くなりましたがこの記事では、学生達に知っておいてもらいたい裏側について一度まとめたいと思います。

先生の思い

先生はとにかく学生のことを第一に考えている。

テーマは学生が取り組みやすいものになるように粘り強く企業側とも交渉している。

また学生が取り組んだ後に就職活動でどんな風に活かせるかも考えて産学連携をデザインしようとしている。

これは学生にとって有り難い対応だと思う。

特に企画系の仕事は社会に出たからといって必ず携われるものではない。この機会はどんな職業・職種に就こうとも必ず財産になる。

スタートの前に色んな大人が動いている

この産学連携は学生にとってはひと夏の思い出かもしれない。

ただ、これは裏方をやれば当たり前かもしれないが準備にかける時間は2倍、3倍ある。

今回の件を例に取っても僕が先生とコンタクトを取り始めたのが2020年の11月頃。

今回マッチングを試みた企業の初回の打ち合わせが3月頃だ。

ここから7月のキックオフ、11月の発売となると1年がかりのプロジェクトになる。

商品を作るということなのでこれは当たり前のスパンといえば、当たり前なのだが、産学連携の活動が4ヶ月程と考えると約3倍の時間を準備にかけている。

この間、先生含め企業のたくさんの大人が頭を悩ませながらテーマについて話し合い時間を取っているということは少し頭の片隅に入れておいてほしい。

企業は本気なので、お勉強の一環ではない

理系の産学連携となると企業側にも学生のマンパワーと時間を利用して研究成果を得るというメリットもあるでしょう。

文系の産学連携は実は企業側にとってはメリットが少ないと考えています。

それは約束された成果が企業側は教授することができないからです。

具体的に言うと、とあるテーマで商品企画が出たとする。学生が考えた商品を発売したところで売れることは約束されていない。

企業は人的リソースと経営資源を使って商品を生み出します。ここには相応の覚悟がある。つまり本気でモノづくりをします。

企業は慈善活動ではないので、顧客の満足できる商品を作ることで商売が成り立っている。

学生もゼミから与えられたお勉強のテーマとしてではなく、企業の商品企画・マーケターになったつもりでベストを尽くしてほしい。

この結果だけではなく、過程や思考が必ず財産になると思っています。

まとめ

自分の考えをまとめることが中心で恐縮です。

長々と書いてしまいましたが、要するに産学連携に携わる学生はとても恵まれたチャンスを掴むことになるので、先生、企業の期待に応えるような働きを全力で取り組んで欲しいなと思っています。

今日はこのへんで。

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