P&Gマフィアが共通して言っていた3つのマーケティング思考

マーケティング

皆さん、こんにちは。

・P&Gマフィアって超マーケティング集団で他社で幅を利かせてそう
・外資だしすごく付き合いにくいイメージがある
・とにかく凄い人でやっていることが理解できなさそう

マーケティングに携わる方は特にこの「P&Gマフィア」という言葉に触れる機会も多いと思います。聞いた感じだと凄くネガティブな印象を受けるのではないでしょうか

僕は、商品企画・マーケティングに8年ほどのキャリアがあります。現職では上司がこのP&Gマフィアにあたる人になったことがあります。その中でも経験も踏まえて、彼らの名誉のために先に言うと別に侵略をするような怖い人たちではありません。

この記事では、マーケティング界隈を席巻するP&Gマフィアで僕が影響を受けた人たちの教えに共通している部分があったのでできる限り分かりやすい言葉でお伝えしたいと思います。

この記事を読んでいただければ、マーケティングという言葉に興味のあった人はその進め方、思考の仕方を身につける助けになると思うので是非最後まで読んでみてください。

今回の登場人物

僕が影響を受けたP&Gマフィアはこのお二人。

少し遠い存在ですが、現職でマーケティング本部長をそして2021年現在はGoogle Japanの社長になっている奥山氏。

そして本も読ませていただいている元USJのCMOで今はマーケティング集団の刀を率いる森岡氏。

奥山氏は、ブランドでビジネスをしていくならば「そどなど思考」を身に着けてほしいと言っていました。

この「そどなど思考」はやって欲しいことの日本語の頭文字を取った造語です。詳しくは以下で解説します。

森岡氏は本の中でもマーケティングの戦略的思考は「目的-WHO-WHAT-HOW」の順番で考えることを提唱しています。

この二人の言っていることの4つ中3つはイコールでした。

内容について下記で順を追って説明します。奥山氏の方が我々が理解しやすい日本語に落とし込んでいたので、その話を軸に説明させていただきます。

そもそも何でそれをするのか?=【目的】

僕たちの担当している商品やブランドを展開する前に一度立ち止まって考えてみたいところです。

そもそも何でそれをするのか?要は目的はなんですか?ということです。

いつの間にか商品を出すことや施策を打つことばかりが目的になっていませんか?

元々何をするために動いていたのか?

僕のオススメは書き出してみる。もしくは誰かと話合ってみる。とにかくアウトプットをすることでこのスタート地点がクリアになってきます。

どうしてそのブランドなのか?≒【WHO】ターゲットは誰か?

ここは少し考え方が割れていたところです。

根っこの部分は恐らく同じなのでご説明します。

奥山氏は僕の現職の社員に対しての発言だったのでブランドありきの話でした。

その中で「目的」を果たすために「アナタのブランドで目的を達成するためのお客さんを動かせますか?」

そういう問いかけだったと認識しています。

森岡氏は普遍的な話なので至ってシンプルです。「目的」を果たすためにだれを「目標(ターゲット)」にしますか?

こういうことを説いています。

ピッタリと両者の言っていることは状況も違うので完全一致はしませんが、「目的」を果たすための「ターゲットは誰か?」ここについて整理を促しています。

何を売るのか?=【WHAT】何を売るのか?

ここは一致ですね。

「目的」を果たすための「ターゲット」に「何を売って」実現するのか?ということです。

ここで大事なのは「何を売るってモノかサービスじゃないのか?」という点です。

我々はモノやサービスを通してお客さんにベネフィットを売っていると考えるのがいいです。

つまり、抜群に性能が良いイノベーティブなモノならその「体験」、ディズニーランドなら大人でも俗世から離れて没頭して楽しめるという「体験」

僕たちは誰しもが少なからず「体験」をもとにしたベネフィットを売っています。

どうやって売るのか?=【HOW】どうやって売るのか?

ここも両者完全一致でした。

「目的」→「ターゲット」→「何を売るか?」と来ると最後はどうやってその人たちに売るのか?

戦術として実現するための具体的なプランです。

営業現場で行ってもらう店頭施策も戦術です。

お客さんに認知してもらうことが大事でSNSを使ってメッセージを届けるというのも戦術です。

目的から戦術までの流れをマーケティング戦略とすると、この戦術はマーケティングの一環ということになりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

マーケティングと聞くと華々しい、派手で、時にデジタルに特化したようなイメージもありますが、実はマーケティング強者のP&Gマフィアの間ではこのようにマーケティングの考え方は自然と整理されているようです。

どこかご自身のやっていることが合っているか不安になったときはこの基本に立ち返って考えてみると意外と突破口が見えてくるかもしれません。

以上、情報が役に立ったり、参考になったら嬉しいです。

今日はこのへんで。どうもありがとうございました!

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