皆さん、こんにちは。
・分析力、知的好奇心があった方がマーケティングに向いているのでは?
・マーケティングをするには尖った価値観がありそう
こんな風に思われている方の心配を解決できる記事です。マーケターはおろか他の職種でもキャリアについて多様な価値観を持っています。
僕は、大手メーカー商品企画・マーケティングのキャリアが2012年からあります。実際、僕はマーケターという職種の中では数の少ない特殊なものなので、ある程度根っこの価値観にも傾向があるものだと思っていました。
この記事では、”キャリアアンカー”というエドガー・シャイン博士の提唱した考え方の紹介と実際のマーケ部員がバラツキはあるもののどんな価値観を持っていたか紹介します。
この記事を読んでいただければ、働く価値観が多様であることとマーケターを目指す方の価値観の参考、そして色んな選択肢があることを知っていただけると思います。是非最後まで読んでみてください。
キャリアアンカーとは
キャリアアンカーとは、仕事の経験を指す「キャリア」と、船の錨を指す「アンカー」を組み合わせた造語で、組織心理学者のエドガー・シャイン博士によって提唱されたものです。
キャリアの選択や形成を行う際に、譲れない価値観のことを指しています。
この価値観が不動か?と、言われると特にキャリア前半の30歳までは変化をするとされています。
「何か今の働き方に釈然としないなー」と、思う方はその都度チェックしてみるのがいいかもしれませんね。
コチラで自分のキャリアアンカーの診断ができます→https://chikaku-navi.com/carrier/
40問の簡単な質問に答えるだけなのでやってみてください。
8つのパターン
詳しくは「キャリアアンカー」で検索していただいた方が詳しく書いてあるのでそちらの方が良さそうですね。
キャリアアンカーは8つのパターンに分類されますが、簡単な紹介は以下のとおりです。
1. 専門・職能別
特定の分野で能力を発揮し、自分の専門性や技術が高まることに幸せを感じる。
2.全般管理
集団を統率し、権限を行使して、組織の中で責任ある役割を担うことに幸せを感じる。
3.保障・安定
一つの組織に忠誠を尽くし、社会的・経済的な安定を得ることを望む。
4.起業家的創造性
リスクを恐れず、クリエイティブに新しいものを創り出すことを望む。
5.自律と独立
組織のルールや規則に縛られず、自分のやり方で仕事を進めていくことを望む。
6.社会への貢献
社会的に意義のあることを成し遂げる機会を、転職してでも求めようとする。
7.ワーク・ライフ・バランス
個人的な欲求や家族の願望、自分の仕事などのバランスや調整に力をいれる。
8.純粋なチャレンジ
解決困難に見える問題の解決や、手ごわいライバルとの競争にやりがいを感じる。
実際のマーケターはどの価値観が多い?
これは実際に僕の所属するマーケティング部で自分が大事にする価値観はどれか?と簡易的に選択した結果です。
15名のマーケターが在籍していてそれぞれがブランドを持つ担当やマネージャーです。
結果、多い順だと以下のとおりです。
②「6.社会への貢献」
③「4.起業家的創造性」
④「5.自律と独立」
⑤「2.全般管理」
⑥「7.ワーク・ライフ・バランス」
⑦「8.純粋なチャレンジ」
一番多かったのは「1.専門・職能別」でした。ここはマーケティングという特殊な職種だからこそ専門性や職人のような考え方をする人が多かったのだと思います。
二番目は、「2.社会への貢献」でした。自分の作った商品で世の中を良くしたいという想いが強い傾向があるのかもしれません。
三番目は、「4.起業家的創造性」でした。新しく商品を作って世に出すことに価値を重きに置く人が多いのかもしれません。
正直、①~③番目の人数もほぼ横一線。④以降は満遍なく存在する。そんな感じでした。
まとめ
マーケターがどんな価値観を持って仕事をする人が多いのか「キャリアアンカー」を用いた結果をご紹介しました。
一部では傾向は見られたものの、マーケターといえども働くうえでの価値観は多様でした。むしろその方が健全かなとも思います。
マーケターは社内外、様々な人と関わることが多い職種なのでこんな価値観が存在するということを知るだけでもプラスになるかもしれないですね。
職場によりけりかもしれませんが、価値観によって適職というのも存在するようなので是非下記リンクも参考に見てみてください。
以上、情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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