皆さん、こんにちは。
今回はスターバックスコーヒーの理念についての紹介とハニカムモデルでブランドの構造を自分なりに解いたうえで、今後期待したい展開についてお話したいと思います。
スターバックスの理念
<参照:スターバックス Our Mission and Values >
これはスターバックス社のホームページからの参照になります。
スターバックスはセカンドウェーブと呼ばれるコーヒーの風味を大事にするシアトル系コーヒーのチェーンです。
何故、彼らがここまで世界中で愛されるようになったのか?僕は、以下の2点が大きな影響がある(素晴らしい)のではないかと考えています。
- この理念を従業員がちゃんと理解しているということ。
- 彼らはコーヒーを通じて自宅でも職場でもない『サードプレイス』を作ろうとしていること。
2番目は彼らのページでもその存在を伺えます。この考え方こそが、1,601店舗(2020年9月末現在)まで日本に浸透した理由だと考えます。
割と生活に身近なマクドナルドで日本で約2,900店舗ですから、スタバがどれほど僕たちの生活に溶け込んできているかが分かります。
今後展開を期待したい分野
先に僕がこの理念や考えを見て、お店を実際利用したときに期待したい新たな展開を私見で勝手ながら紹介させていただきます。
それは、コワーキングスペース事業です。
書店と同じ空間にスタバが存在するケースや、大学などに展開することは進んでいます。いずれも“ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから”という理念に基づいた、ユーザーがコーヒーを通してコミュニティに参画する。そこが自分の『サードプレイス』になるという方向に向かっていると思います。
僕が「コワーキングスペース」をを挙げた理由としては、そこが自宅でも職場でもない『サードプレイス』にふさわしい空間だと感じたからです。(2021年1月時点ではコロナで展開が難しそうですが)
そもそも何故コワーキングスペース事業に向いているのか?ブランドをハニカムモデルに落とし込んで考察してみます。
根拠をハニカムモデルで考察
上記が自分で持っている情報で組み上げたスターバックスのハニカムモデルです。
何故、人が集い同じ空間で過ごし(仕事をする)コワーキングスペースに向いているかを解説します。簡単に言うと、上記ハニカムモデルのピンクの部分「You can get~」の部分が非常にマッチしていると考えます。
理由は以下の3点です。
- いつものコーヒーがある安心した空間になること
- 新しさ(刺激)を求めて立ち寄りたくなる空間であること
- 店内で過ごすということがデザインされ、ブランド認知されている空間であること
「店内でお過ごしですか?」と、スタッフから問いかけられていることはないでしょうか?
「店内ご利用」や「店内で飲む」などの言葉はほぼ出てきません。スターバックスは店内を『サードプレイス』として『過ごす場所』として定義して提供してくれています。
ここにいつものこだわったコーヒー、新しさで好奇心を刺激してくれるフラペチーノなどのメニュー。
これらの条件は、普段の自分や仕事に疲れてマンネリした退屈さをリフレッシュし、いつも気持ちよく過ごさせてくれる空間を提供してくれているため、コミュニティの一つとしてコワーキングスペースは有効と考えています。
ユーザーがそれぞれ気持ちよく過ごせるようにと「乳」を使わない植物性ミルクのメニューやコーヒーではなく紅茶メニューにも力をそれなりに注ぐあたりは考え方としてさすがだと思います。
まとめ
持ち出したコーヒータンブラーが行った先が「自分の空間」になるといった解釈もできるので、コワーキングまで大掛かりなことはしないかもしれません。(ここまで話しておきながら)
ただ、実際は【Wework】の近くにスタバが店舗を構えたりと近しい取り組みは実験的にスタートしているのではないかと思います。
既に個人的には、テレワークが多くなったこのご時世、近所のスタバが第3の職場として活躍し始めているので、サブスクリプションでこういったコワーキングスペース事業が始まってくれると嬉しいなと思っています。入る場所がなければ、コーヒーだけもらって帰ってもいいですし。
今やコーヒーチェーンの最大手になったスターバックスコーヒー。僕は彼らの理念に基づいたサービスづくりとどこか息がしづらい世の中になって『自分が素に戻る居場所』を求めた結果がここまで広がった理由じゃないかなと思います。
先頭を走っている王者ですから、こういった企業の現状と動向を把握しながら自分たちの戦略は考えていきたいですね。
今日はここまでとなります。何か参考になっていたら嬉しいです。
どうもありがとうございました!
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