【レッドブル値下げ】ハニカムモデルでブランド構成から考察

ハニカム

皆さん、こんにちは。

今回は『翼をさずける』でお馴染みの【レッドブル】が値下げをするということでブランド考察をしつつ、この戦略について考察してみたいと思います。

参照:食品産業新聞社WEBニュース

結論としては、非常に難しい戦いに持ち込んだと思います。同じエナジードリンクの【モンスター】がマス広告をほぼ打たずにジワジワと若年層のファンを獲得しています。

【モンスター】との直接対決を価格はほぼ同じ、でも容量は【レッドブル】の方が少ないと。量的な価値は捨て、正に正面から素手の殴り合いに入ったような勝負をしにきたと感じました。

このへんの考えに至った理由を以下でお話します。

実は、着想は日本生まれのレッドブル

もう日本にいるとどこかしらで「翼をさずける~♪」のメロディを聞いたことがあるのではないかというくらい、有名なエナジードリンクの先駆者です。

極東の機能性ドリンクにインスピレーションを受けて、ディートリヒ・マテシッツがレッドブルを1980年代半ばに創設しました。

というのが、ホームページでの紹介です。しかし、別のセミナーでの話によるとこの「極東」というのは「日本」のことのようです。

創業者が日本に来たときに栄養ドリンクの存在を知り、この着想から生まれたのが【レッドブル】とのことです。

エナジードリンク市場と値下げの背景予想

僕は意外だったのですが、メインターゲットと思われる若者が減るこの日本市場においてもエナジードリンク市場は拡大が続いています。

この伸び続ける市場の中で先行者優位で在り続けれれば良かったのですが、2018年頃に【モンスター】が【レッドブル】の販売数量で逆転し、その後【モンスター】が加速度的に販売を伸ばし続ける結果となっています。

恐らくこのへんが転機になって、丸2年の歳月をかけて導いた打ち手が「値下げ」だったわけですね。

この戦略が吉と出るか凶と出るかは、これからのマーケティング次第だとは思いますが、まずブランド構造を見たときにこの「値下げ」が最善の一手だったを考えたいと思います。

今回の値下げ後の価格と量の比較

代表的なアイテムで比較します。

  • 【レッドブル】 250ml 241円→190円(税抜)
  • 【モンスター】 355ml 190円(税抜)

【レッドブル】の小さめな缶(185ml)は終売になるようです。そして、同じ価格で量だけで行くと【モンスター】の方がお得になります。

ただ、そこまでしてでもブランドとしての殴り合いに入ったという感じですね。

ハニカムモデルで見る【レッドブル】

上記が個人的に作ってみた【レッドブル】のハニカムです。

【モンスター】のハニカムは省略しますが、同じエナジードリンクなのでそこまで違いはなさそうです。

機能価値から差が出るのは、【モンスター】が①量がたっぷりあること、②炭酸が強めなこと。この2点からくるベネフィットくらいだと思います。

逆にブランドの資産としては視覚としてのロゴマークだけではなく、聴覚での「翼をさずける」を持った【レッドブル】が秀でている部分でもあります。

【レッドブル】に勝ち筋はあるのか?

恐らく【レッドブル】も考え抜いたマーケティングの一手なのだと思います。

しかしながら、現状だけを見ると【モンスター】に売上で溝を広げ続けられるのは、お客さんに価格のバリアが【レッドブル】にはあり、価格を同等にすれば勝機があると睨んでいると見えてしまうことが勝手ながら心配です。

商品企画をする立場からすると、いかにユーザーの方に価値を感じてもらって対価として価格が高くでも買っていただけるようなことを考えています。

しかし、【レッドブル】はその真逆の手を打ってきたので、勝手ながら今後の行方は楽しみです。

まとめ

最初の結論で厳しい戦いに持ち込んだと言いました。

しかし、かなり新しい(?)むしろ荒療治をしているような手法を使ってきたので、実は結果がどう転ぶかは出目を見てみないと分かりません!

ただ今までの経験則から単なる値下げはブランド価値の低下も招くので、あまり納得のいく戦略ではないなというのは確かです。

以上、情報が何か参考になったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。

今日はこのへんで。どうもありがとうございました!

(以下、参照URL)

エナジードリンク「レッドブル」、最大51円値下げ - 日本経済新聞
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