皆さん、こんにちは。
企画を考えるとき、自身の事業の方向性について立て直しの分岐点が来ているとき、どんな方向に進めばいいのか悩むことはないでしょうか?
その他のお仕事をしていても自分のやっている仕事の提供の仕方がこのままでいいのか悩んだことがある方も少なくないと思います。
今日は、そんな方に向けて商品企画の話題を中心にですが、進むべき方向性の参考になるようなお話です。に新たにインターンなどで商品企画を考える際もためになると思いますので、是非読んでみてください。
ブランドのマーケティングでも良く使う思考ですが、
- 現状を全否定してみる
- 原点に立ち返る
この2点がオススメの方法です。
理由について詳しくお話していきます。
①現状を全否定してみる
もし以下のパターンに当てはまるのであれば、一旦やるべきと考えています。
- 現状の事業・ブランド運営が上手くいっていない(下降気味)
- 事業やブランド運営の将来に目に見えて不安材料がある(下降予測)
今まで積み上げたものが大きければ、大きいほどこの思考に手を付けるのは難しいですし、恐怖や周りからのプレッシャーもあると思います。
それでも経験上やるべきと考えます。
凄く都合のいいことかもしれませんが、一度まっさらな状態に戻す。
大抵の場合、中途半端に今までのことを継承して、その積み上げてきた積み木の上で勝負をしようと思うからどうしても上手くいかないものです。
不安材料がある場合も同じですね。上の方に障害物のあるところに積み木を積んだところで引っ掛かるのが関の山です。
勇気を持ってここに挑む価値はあります。ノーペイン・ノーゲインです。多少は傷つきますが、大事な考え方です。
②原点に立ち返る
もし①を実行することができなくてもこの「原点に立ち返る」ことは、事業やブランドの方向性を今一度見つめ直すという点においてもオススメの考え方です。
「Origin(起源)を知れば、Originalは作れる」石川善樹さんの言っていた言葉です。
歴史のある商品や仕事であるほど意外と初心のことに目が向きにくい、又は分かりづらいです。
ただ裏を返せば、意外な掘り出し物があります。
例えば僕の携わっているアイスクリーム。これ自体の起源は以下のようになります。
古代のアイスクリームは、今のシャーベットのようなもので、お菓子としてではなく疲れた体を元気にする「健康食品」として利用されていました。
アラブで、古代ギリシャやローマで、そして中国でも、この甘い氷菓は次第に人々の心を虜にし、王侯貴族や裕福な人たちに嗜好品として愛されるようになっていきます。
(引用元:https://www.icecream.or.jp/iceworld/history/index.html#world)
こんなことが分かると「何でアイスが健康に良かったのだろう?」など掘り下げるポイントが出てきます。
ここからの派生の話で面白いのが石川善樹さんの『概念進化論』。詳しくは以下の記事の方が分かりやすいので貼り付けます。
簡単に説明すると起源をベースに概念の軸をシフトしていくことで新しい価値が生まれるというフレームです。
例えばアイスの例をとってみると起源は果汁などを冷やし固めたものです。
これをもっと甘く摂りやすくするのが「Qシフト」品質を上げるといった方向。
空気を含ませながら滑らかに冷やし固めるというのが「Nシフト」新しいシャーベットアイスの方向。
さらに「Nシフト」したシャーベットを乳脂肪分の高い乳製品で作るというのが全く新しい『アイスクリーム』という発明になります。
石川善樹さんはこの『概念進化論』だけではなく、考え方について色んな示唆を読みやすい本にしてくれているのでオススメです。
フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略
まとめ
うまくいっていない事業やブランドを仕切り直すための考え方をご紹介させていただきました。
歴史や思い入れがあるほど、なかなか断ち切れなかったり、元々のやる意味を見失いがちです。
オススメは一度まっさらにフラットな状態に戻して、起源(ルーツ)から方向性を探るということです。
以上、何か情報が少しでも参考になれば嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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