皆さん、こんにちは。
今回は理念と実行する事業について筋が通っていて面白い企業があったのでご紹介です。
ご存じな方も多い『ポケットモンスター』に関するサービスを提供する「株式会社ポケモン」についてです。
何が良かったかと言うと『人を繋ぐ』という点で、とても優れたコンテンツを理念に基づいて提供していると感じました。
今日はそう感じたきっかけと取り組み、そしてその理由についてお話したいと思います。
はみがきアプリ「ポケモンスマイル」
アプリ自体は2020年6月17日からと、もうリリースしてからそれなりに時間は経っています。
僕もリリースされたことはネットニュースから情報は得ていたのですが、使うきっかけがなくそのままでした。
ところが、我が家にそれは奥さんのお友達経由で入ってきました。
この日を境に我が家の4歳と2歳の歯磨き習慣は一変します。
今までは嫌々やっていた歯磨き、歯ブラシを持っても全然動かない手がアプリを導入したときから途端に積極的に歯磨きをするようになりました!
子供たちはそれまでポケモン自体にはそこまで興味がなかったのですが「ピカチュウの歯磨きする」と姉妹でスマホの取り合い状態です。
「ポケモンスマイル」で感心したこと
一世を風靡した現実と仮想現実を融合させた「ポケモンGO」のアプリのように正直どこか課金要素があるのだと頭にあり、あまり積極的に「ポケモンスマイル」のダウンロードをしていませんでした。
しかし、この「ポケモンスマイル」全く課金の要素が無いのです。
単純かつ純粋に子供の歯磨き習慣を助けてくれるだけのアプリです。
まだダウンロードしていないお父さん、お母さん。安心してください。ただ歯磨きをやってくれる子になるだけです。
このアプリを開発しているのが「株式会社ポケモン」になりますが、なぜ彼らはこのような取り組みをするのでしょうか?
それは彼らの理念から読み取れます。
「株式会社ポケモン」の企業理念
ポケモンという存在を通して、
現実世界と仮想世界の両方を豊かにすること。
この理念はとても具体的で秀逸だと思いました。もはやパーパスと言ってもおかしくないくらい、存在意義がはっきりとしていると感じました。
僕は、これを見て「なるほど」と。
企業として成り立たせるためには、必ずどこかでお金にすることが大事になってきます。
しかし、彼らは「ポケモン」というタレントのようなものを扱っていて、最終的にポケモンのサービスに還ってきてくれれば良いと考えていそうです。
つまり「ポケモンスマイル」のような幼少の頃から触れるようなアプリは直接お金にする必要がなく、マーケテイング活動として小さな子供に「ポケモン」を刷り込ませるだけの役割を担っています。
その他の子供向け取り組み
調べてみると「ポケモンスマイル」の他に無料でポケモンの塗り絵やイラストを提供してくれる「ポケモンイラストラボ」(※ただし、教育的要素のある施設での利用に限るでした)
「ポケモンKidsTV」というYoutubeチャンネルもあり、ポケモンの歌や世界の童謡、英語や知育系動画などを中心に配信しています。
子供が最初に触れるキャラクターがポケモンであってほしいと活動しています。
まとめ
話を企業理念の話に戻します。
『ポケモンという存在を通して、現実世界と仮想世界の両方を豊かにすること。』
この点に関して「ポケモンスマイル」のアプリも現実世界で子供の歯磨き習慣の向上、仮想世界ではポケモンたちをアプリ上でコレクションする楽しみ、両方確かに豊かになっていてとても素敵な取り組みです。
何よりも親子の関係を豊かにしてくれるのも良いと思っています。
他のポケモンに関するサービスも実は、よくよく観察すると同じ理念の基に作られたのだと合点のいくものばかりです。
例えば、「ポケモンGO」で歩行習慣を付けつつ、仮想現実で捕獲したモンスターをゲーム内に移行。
これは子供に限らず、大人やシニアが一生懸命に子供や孫のために歩くことにも繋がり、それをきっかけに世代間のコミュニケーションも育んでいると考えます。(「ポケモンGO」をしているの親世代以上が多くないですか?)
このへんのアプリをポケモン世代と呼ばれる30代前半~後半あたりのターゲットに向けて、発信しているのもマーケティングとしてとても興味深いですね。
過度に熱狂してお金をかけすぎるのは良くないですが、自分たちの人間関係や生活が豊かになるように上手く付き合って取り入れていきたいですね。
以上、何か情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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