・”マーケティング”で何が良くなるのか分からない。
・今のビジネスを”マーケティング”するとは何かを知りたい。
こんな疑問を抱えている方の悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら、これは僕自身が大手上場企業のマーケティングに10年程携わった経験と、そして今では少しずつ他の方のビジネスのマーケティングに携わることで普遍的なものが分かってきたからです。
記事の前半では”マーケティング”の最初の指針となる「理念」や「ブランド」の定め方についてを解説しつつ、記事の後半では”マーケティング”が何をもたらしてくれるかを解説します。
この記事を読み終えることで、あなたのビジネスにも取り入れられる初歩的なマーケティング思考を手に入れられるので『あなたにとって有益なマーケティング』を次第に考えられるようになってきます。
是非最後まで読んでみてください。
最初は大まかでも理念・ブランドを意識
”マーケティング”を意識したときに是非やってみてほしいのが、事業や商品の理念やブランドについて言語化することです。
事業であれば、創業者の意志や哲学に近いかもしれません。
「なぜ、それをするのか?」ここを明らかにします。
そうすることで、これから考える事業・ブランド戦略や打ち手(戦術)にいい意味で制約を設けられます。
いい意味で制約を設けられると言うのは、平たい言い方をすると『らしさ』です。
あなたの事業や商品、ブランド『らしい』ことを続けることで、そこに個性(差異化)が生まれます。
マーケティング活動を進めるにあたって一見関係のないように思えるこの指針ですが、『らしさ』を繰り返す一貫性を持つことが大事です。
何故かというと『らしさ』の一貫性が「〇〇と言えば、□□(あなたのビジネス)」と、お客さんがあなたのビジネスを選ぶ必然性が生まれてくるからです。
何の変哲もない商品やコンテンツを”売れる”ように仕組みをつくることも”マーケティング”の役割ではあります。
しかし、”お客さんから選ばれる必然を作り、売れ続ける仕組み”の方がもっとビジネスを中長期的に存続させるのに役立つのではないでしょうか。
何を目的とするのかを決めよう
マーケティングは主にビジネスに活用させることが多いです。
マーケティングを行う際は目的を定量的(数字)で判断できるようなものを設定するのがオススメです。
目的は「売上」かもしれないですし、「商品イメージUP」かもしれません。
いずれにしても数字で判断できる指標を持ちましょう。
大きな理由は一つです。
目標の大小でこれから立てるマーケティング戦略や戦術が変わって来るからです。
100万円の事業を同じ期間で売上200万円にする作戦と売上1000万円にする作戦は全く異なること何となくご理解いただけるでしょうか?
Where to play(どこで戦う)、How to win(どうやって勝つか)、これが目標に立てる数字によって異なってくるからです。
限られたリソースをどこに集中させていかに効率よく目標に到達するのか?戦略の方向性を決める意味でもとても大切な考え方です。
理想と現実を埋めるための作戦を立てる
理想と現実のギャップを埋めること、つまりまずは現状を知ることがマーケティングを始めるうえで大事な要素の一つです。
2.競争環境の現状を知る(市場と顧客)
3.競争相手を知る
簡単にこの3つを書き出すことがオススメです。
これはコンサルティングファームのマッキンゼー社がマーケティングフレームとしても編み出した『3C分析』の要素です。
形式や作り方にとらわれてしまうと手が止まってしまいます。
とにかく自分のできる範囲で問題ないので書き出し、視覚化することを目指しましょう。
自社を知るという点において、自社中心に物事を知るということも大事です。
2.自社の弱み
3.自社からみたチャンス
4.自社の脅威
これはSWOT分析と言われる「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の頭文字を取った思考法です。
これもどの道といってはなんですが、一人でやるとどうしても主観が入ったり、見方が偏る可能性があります。
ただ、何も行動せずにアウトプットしない方がマーケティング戦略を取るうえで曖昧なことが多いのでリスクになります。
これらのフレームを参考にしつつ、自社の現在地を知り、理想とのギャップを埋めるための戦略は何かを考えることがハズレの少ない施策をすることのコツです。
まとめ
既存のビジネスをマーケティングで推進するときに大切かつ最初にやった方がいい3ポイントを紹介しました。
2.何を目的とするのかを定量的に決めておく
3.理想と現実を埋めるための作戦を立てる
あくまで数多あるマーケティングの考え方の一つだと思っていただいて大丈夫です。
唯一の正解は実はないのです。
マーケティングは人間の心理を突く施策とも言えるので、もっと人間の脳や思考について学ぶべきという声もあるかもしれません。
ただ、僕が上記で紹介したことはマーケティングをするうえでかたちは違えどあまり避けて通れない部分なので知っておいて損はないことは確かです。
以上、情報が役に立ったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
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