大手企業の商品企画・マーケターがスモールビジネスを始めるべき理由３選

皆さん、こんにちは。

商品企画部・マーケティング部は会社の中でも希少な存在、誇らしくも思うのではないでしょうか？また、会社から降りてくる指示（？）も顧客開拓によるブランドの拡大、これが半ば常識となっていないでしょうか？

僕は、大手の電機メーカーと食品メーカー合わせて８年ほどのキャリアがあります。大体同じことを考えていました。というより、自分の頭で考えずに使命に動かされていあただけかもしれません。

しかし、恥ずかしながら僕はブログに始まりビジネスとは呼べないくらい小さな行動を始めて気付いたことがたくさんあります。

この記事では、少し耳が痛いかもしれませんが商品企画・マーケティング目指している、もしくは携わる皆さんがより良いマインドでお仕事に取り組める方法についてお話します。

この記事を読んでいただければ、何か個人が動くことの大切さを感じたり、実際のお仕事でもマインドに良い影響もあると思うので、是非最後まで読んでみてください。

大手企業の商品企画・マーケティング部あるある

我々大手の企画マン、マーケターは担当カテゴリーやブランドを渡されてその育成を任されていることが多いのではないでしょうか？

ここなのです！

カテゴリーやブランドの大小はあれども最初から市場に存在価値があるものを与えられます。

つまり、我々はゲームで言うと最初から強い武器や装備を与えられた状態からスタートしています。

ここをまず認識しましょう。この結果何が起きるか？大体どんなものを作っても成果がある程度出てしまいます。

新人で担当したブランドの派生品でも億単位のお金が動いてしまい、成功した気分になります。

僕はメーカーの立場しか知らないのですが、大手広告代理店、販促業者、製造工場、色んな大人が自分のために動いてくれます。ちょっと偉くなったと感じてしまうのではないでしょうか？

スモールビジネス始めることのメリット

もし辛抱強くここまで読んでいただいた商品企画・マーケターの皆さんがいるのであれば有り難いです。

少しでも現状打破だったり、新しい視点を取り入れて一皮向けたいのであれば、スモールビジネスを始めることがオススメです。

ツイッターを個人で運用するのだって、メルカリで自作のものを売るのだって、コンサルだっていいと思います。

僕が気付いたスモールビジネスを始めることのメリットを３点紹介します。

頭脳の仕事である以前に商売だと気付ける

商品企画・マーケティング部の人間は頭を使う仕事が続きがちです。机で企画を書いてプレゼンしたり、市場データを取って分析してみたり。

確かに大事な要素ですが、商品企画・マーケターは企業の頭脳であり心臓でもあり、実際は経営することに近い仕事をするべきと考えています。

つまり、机でアイディアをこねくり回すことが大部分の仕事であってはいけない。

何かビジネスを始めると商売の先に商品やブランドがあるのだと感覚がはっきりします。

お客さんに喜んでもらうことは大前提だが、我々は商売をして生きなくてはいけない。

施策の一つ一つの重みを知ることができる

特に大手の企業にいると某有名広告代理店が付いたり、販促業者が複数社とにかく営業にやってくるでしょう。

そうなのです。最初から自分が一番のお客さんであることが当たり前になります。

これの何が危険なのか？

もちろん打ち手の効果検証と振り返りをすることは理解していますが、大体自分の思う通りのマーケティング施策を投入できるようになってしまいます。

予算は与えられているため、上司、経営層だけ口説きさえすれば実現してしまいます。

最初からそんな環境にいて、ブランドや商品を世に広める打ち手の一つ一つの苦労や重みが分かるでしょうか？

自分でビジネスを始めると商品を紹介し、認知を広げることの大変さが良く分かります。

ここが理解できれば、それに支払う対価が正しいのか相場感も身につきます。

適正なリスクの取り方が分かる

新しい商品を作るとき、何か施策を打つとき「お客さんのため、ブランドのため」と大義名分を付けて押し進めることを正義だと思っていないでしょうか？

これ自体は思想として間違っていないと思います。最後はそこに行き着きます。

問題は、そこを仕掛けたときに発生するコストで十分なリターンが返ってくることが考え抜かれているのか？

突飛な機能や味で作った商品にも有限のコストをかける必要があります。

小さくてもビジネスをすれば、自分が死なない程度、かすり傷で済む程度のコストを使ってリターンを得るという商売の体験ができます。

ノーペイン・ノーゲインなのですが、大手企業に守られているとどうしてもペイン（痛み）を自分ごとされないのでやりたい放題になってしまいがちです。

まとめ

特に大手企業の商品企画・マーケティングを目指す、もしくは在籍する人がスモールビジネスを始めるメリットについて紹介しました。

以上のメリットはあると実感しています。

大きな権限を与えられがちなポジションですが、謙虚にそして本質を理解したうえでの貢献をしていきたいですね。

以上、何か情報が役に立ったり、参考になれば嬉しいです。

今日はこのへんで。どうもありがとうございました！