皆さん、こんにちは。
こんなコロナ禍で自粛ムードが続いてますが、のっぴきならない用事で福岡に行ってました。
そこで立ち寄ったラーメン屋さんで見かけたものに衝撃を受けました。
今日のテーマは【ビオレ】です。花王が販売している洗顔や肌関係の商品の多いブランドですね。
衝撃の正体は『消毒液』でした。その名も【ビオレガード】。
僕が【ビオレ】にいだいていたブランドイメージと強烈なギャップがあったので、その理由をご紹介させていただきます。
【ビオレ】の約束
(引用:https://www.kao.co.jp/biore/about/)
これがホームページでも謳っている【ビオレ】ブランドの約束事です。ちょっと長いですが、これがブランドコアバリューに当たるはずです。
要は、『洗うスキンケアを通して素肌を気持ちよくして、気持ちも晴れやかにしてくれる』こういうブランドであると僕は理解しています。
「ビオレママになろ~♪弱酸性ビオレ!」でお馴染みのフレーズもこのブランドの約束があるからこそ出てきたものだと思います。
【ビオレガード】とは
僕はこのとき初めて存在を知ったので、ご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
花王が販売する消毒液ブランドとして【ビオレ】のブランド名を名乗っているものです。
(ホームページリンク:https://www.kao.co.jp/bioreu/bioreguard/)
ブランドへの信頼にギャップが生じる影響
理由は簡単です。【ビオレ】が約束事として掲げている「洗うこと」「スキンケア」に当てはまりにくいからです。
僕は正直、最初手指の除菌スプレーを見たときに、
このようなことをしてしまうと他の【ビオレ】ブランド商品への信頼が下がってしまうと考えます。
つまり、『洗うスキンケアを通して素肌を気持ちよくして、気持ちも晴れやかにしてくれる』という信頼感が【ビオレ】ブランドにはあるはずなのに、ミスマッチが起こって不安が生じます。
今回のようなアイテム展開の飛躍のしすぎはブランドが希薄になってしまうと考えます。要するに【ビオレ】が何者か分からなくなって【ビオレ】からお客さんが離れてしまう可能性があるということです。
個人の感想で恐縮ですが、「消毒液」ってスキンケアですか?【ビオレ】らしい肌に優しい感じしますか?そこが重要だと思ってます。
花王に期待したかったこと
僕としては、ベストはふさわしいブランドを一からの形成して欲しかったです。
元々【手ピカジェル】など強いブランドは存在しますが、社会的な背景と需要も続くと思われるため、専用のブランドを作っておいても良かったのではないかと考えています。
ベターなのは、そっけなくても『花王』の名前でいいので【KAO消毒ジェル】など、会社の名前だけで商品化をすることです。
これだけでも『花王』という会社のブランドでパワーを発揮できたとも思います。
一方で自分自身がメーカーに在籍する身としては、ブランドの傘の中でないと商品化が難しいこともメーカー側の体制上で推し量れるのも事実ですが。。
まとめ
簡単ですが、まとめにいきます。
今回、衝撃・違和感を覚えたのは、ブランド資産にないものを無理やりに領域を拡大するとチグハグなことが起きるということです。
地元の八百屋さんでドリアンを売られるのは、ギリギリ受け入れられるけど、同じ売り場に魚を一緒に売り始めたら、この果物たちは衛生的にも本当に大丈夫かなとか疑ってしまいますよね?
例えが悪いかもしれないですが、それくらいブランドとして約束ができていないアイテムを売るよいうことは危険だということです。
以上、何か情報がためになったり、考えるきっかけになったら嬉しいです。
今日はこのへんで。どうもありがとうございました!
コメント